Excel関数入門:AMORDEGRC関数の使い方【フランス式で減価償却費を求める】

AMORDEGRC関数は、資産の減価償却費を会計期ごとに計算する関数です。
フランスの会計基準に基づいた特殊な計算方法で、途中購入の資産にも対応しています。

現在では非推奨(古い仕様)となっており、主に過去のファイルとの互換性のために残されています。


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AMORDEGRC関数とは?

AMORDEGRC関数は、フランスの会計システムに基づいて各会計期の減価償却費を求める関数です。

AMORLINC関数と似ていますが耐用年数に応じた「減価償却係数」が適用される点が大きな違いです。この係数により、減価償却のスピードが調整されます。


書式

=AMORDEGRC(取得価額, 購入日, 開始期, 残存価額, , , [基準])

引数の説明

  • 取得価額:資産の購入価格
  • 購入日:資産を購入した日付
  • 開始期:最初の会計期の終了日
  • 残存価額:最終的に残る価値
  • :何期目の減価償却費か(※初年度は「0」を指定する点に注意)
  • :減価償却率
  • 基準(省略可):1年の日数(省略時は360日)

AMORDEGRC関数の使い方

取得価額:100,000円
購入日:2025/4/1
期末日:2025/12/31
残存価額:10,000円
期:0(初年度)
減価償却率:20%

=AMORDEGRC(100000,"2025/4/1","2025/12/31",10000,0,0.2)

この式では、10万円の資産を年率20%で減価償却する場合の、初年度(期0)の減価償却費を求めています。

AMORDEGRC関数は取得価額 × 減価償却率 × 係数をベースに計算されます。さらに、フランス会計の特徴として初年度(期0)は購入日から期末までの日数で日割り計算が行われます。

今回の例では、4月1日に購入しているため1年分ではなく、残り期間分のみが対象となります。

また、耐用年数に応じて

  • 3〜4年 → 係数1.5
  • 5〜6年 → 係数2
  • 6年以上 → 係数2.5

が適用され、通常のAMORLINCよりも償却額が大きくなる傾向があります。

AMORDEGRC関数では耐用年数は直接指定しませんが、減価償却率から内部的に算出され、その年数に応じて係数が決まります。


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関連関数

関数名説明
AMORLINC関数フランス式の定額法による減価償却
SLN関数定額法で減価償却費を求める
DB関数定率法で減価償却費を求める
DDB関数倍額定率法で減価償却費を求める
VDB関数可変減価償却法で計算する

まとめ

AMORDEGRC関数は、フランスの会計基準に基づいた減価償却費を求める関数です。
減価償却係数を使うことで、通常よりも早いペースで資産価値を減らすことができます。

ただし現在は非推奨のため、基本的には参考知識として理解しておく関数です。

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