SLN関数は、資産の価値を毎年一定額ずつ減らしていく減価償却費を求める関数です。
設備や機器などのコストを、使用年数に応じて均等に配分したいときに使います。
SLN関数とは?
SLN関数は、取得価額・残存価額・耐用年数をもとに、毎年同じ金額の減価償却費(定額法)
を求める関数です。
資産の価値を一定の割合ではなく、毎年同じ額で減らすのが特徴です。
書式
=SLN(取得価額, 残存価額, 耐用年数)
引数の説明
- 取得価額:資産の購入価格
- 残存価額:使用後に残ると見込まれる価値
- 耐用年数:使用する年数
SLN関数の使い方

=SLN(1000000, 100000, 5)
この式では、取得価額100万円、残存価額10万円、耐用年数5年の資産について減価償却費を求めています。
まず、減価償却の対象となる金額は 1000000 − 100000 = 900000円
これを耐用年数5年で割るため、毎年の減価償却費は 180,000 になります。

SLN関数では、このように毎年同じ金額で費用配分されるのが特徴です。
平成19年度税制改正により、平成19年4月1日以後に取得する減価償却資産の償却費の計算方法については、償却可能限度額および残存価額が廃止され、1円まで償却することとされました。
詳しくは → 国税庁ホームページへ
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注意点
- 耐用年数は0より大きい値を指定する必要がある
- 取得価額より残存価額が大きいと不自然な結果になる
- 結果は「1年あたりの減価償却費」になる
- 定額法のみ対応(定率法には非対応)
関連関数
| 関数名 | 説明 |
|---|---|
| SYD関数 | 年数合計法で減価償却費を求める |
| DB関数 | 定率法で減価償却費を求める |
| DDB関数 | 加速償却(倍額定率法)で減価償却費を求める |
| VDB関数 | 変動償却法で減価償却費を求める |
| AMORLINC関数 | 定額法による減価償却(期間指定あり) |
まとめ
SLN関数は、資産の価値を毎年一定額で減らす定額法の減価償却費を求める関数です。
計算がシンプルで分かりやすいため、減価償却の基本としてよく使われます。
固定資産のコスト配分を考える際に、覚えておきたい関数のひとつです。

