Excel関数入門:AMORLINC関数の使い方【フランス式で減価償却費を求める】

AMORLINC関数 は、資産の減価償却費を会計期間ごとに計算する関数です。

特に、フランスの会計基準に基づいた計算方法で、途中購入の資産も日割りで処理できるのが特徴です。


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AMORLINC関数とは?

AMORLINC関数は、フランスの会計システムに基づいて、各会計期の減価償却費を求める関数です。

通常の減価償却とは異なり資産を期の途中で購入した場合でも、日割りで減価償却費を計算するという特徴があります。そのため、より実務に近い細かい計算が可能です。


書式

=AMORLINC(取得価額, 購入日, 開始期, 残存価額, , , [基準])

引数の説明

  • 取得価額:資産の購入価格
  • 購入日:資産を購入した日付
  • 開始期:最初の会計期の終了日
  • 残存価額:最終的に残る価値
  • :何期目の減価償却費か(※初年度は「0」を指定する点に注意)
  • :減価償却率
  • 基準(省略可):1年を何日として計算するか(省略時は360日)

AMORLINC関数の使い方

取得価額:100,000円
購入日:2025/7/1
開始日:2025/12/31
残存価額:10,000円
期:0
減価償却率:20%

=AMORLINC(100000,"2025/7/1","2025/12/31",10000,0,20%)

この式では、取得価額10万円の資産を年率20%で減価償却する場合の、初年度(期0)の減価償却費を求めています。

AMORLINC関数は、基本的に取得価額 × 減価償却率をベースに計算しますが、フランス会計の特徴として期が0(初年度)の場合のみ、購入日から期末までの日数で日割り計算されます。

今回の例では、2025年7月1日に購入し、期末が2025年12月31日のため約6ヶ月分のみが減価償却の対象となります。

このようにAMORLINC関数は、初年度だけは日割り計算が行われ、
途中購入の資産でも実務に近い形で減価償却費を求められるのが特徴です。


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関連関数

関数名説明
AMORDEGRC関数フランス会計に基づき、減価償却費を求める
SLN関数定額法で減価償却費を求める
DB関数定率法で減価償却費を求める
DDB関数倍額定率法で減価償却費を求める
VDB関数可変減価償却法で計算する

まとめ

AMORLINC関数は、フランスの会計基準に基づいて減価償却費を求める関数です。
購入日からの日数を考慮した日割り計算ができるため、より実務に近い処理が可能です。

特殊な関数ではありますが、減価償却の理解を深めるうえで役立つ関数のひとつです。

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