SYD関数 は、資産の価値を最初に多く、後半に少なく減らしていく減価償却を計算する関数です。
パソコンや機械など、使い始めに価値が大きく下がる資産の計算に適しています。
SYD関数とは?
SYD関数は、取得価額・残存価額・耐用年数をもとに、年数合計法(級数法)で減価償却費を求める関数です。
定額法のように毎年同じではなく、最初の年ほど大きく、年々小さくなるのが特徴です。
書式
=SYD(取得価額, 残存価額, 耐用年数, 期)
引数の説明
- 取得価額:資産の購入価格
- 残存価額:最終的に残る価値
- 耐用年数:使用する年数
- 期:何年目の減価償却費か
SYD関数の使い方
取得価額:100,000円
残存価額:10,000円
耐用年数:5年

=SYD(100000, 10000, 5, 1)
この式では、10万円の資産を5年間で償却し、最終的に1万円が残る場合の、1年目の減価償却費を求めています。
まず、減価償却の対象となる金額は 100,000 − 10,000 = 90,000円 となります。
次に、年数合計法では「年数の合計」を使います。
耐用年数が5年の場合、5 + 4 + 3 + 2 + 1 = 15 となります。
1年目は重みが最大なので、5 / 15 × 90,000 = 30,000円 となり、
結果は30,000円になります。

このようにSYD関数は、年が進むごとに重みが小さくなるため、減価償却費も徐々に減っていく仕組みです。
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関連関数
| 関数名 | 説明 |
|---|---|
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| AMORLINC関数 | フランス会計に基づき、減価償却費を求める |
まとめ
SYD関数は、年数合計法を使って減価償却費を求める関数です。
初年度の償却額が大きく、年々小さくなっていくのが特徴です。
資産の価値の減り方に合わせて、柔軟に費用配分を行いたい場合に役立つ関数です。

