PRICEMAT関数 は、満期時に利息がまとめて支払われる債券の価格を求める関数です。
通常の債券は途中で利息が支払われますが、満期一括型の債券では利息は満期時にまとめて受け取ります。
このような債券の価格を正しく計算するために使われるのがPRICEMAT関数です。
PRICEMAT関数とは?
PRICEMAT関数は、発行日から満期日まで利息が積み上がり、満期時にまとめて支払われる債券の価格を求める関数です。
定期的なクーポンがない(途中で利息を受け取らない)債券の価格計算に使用されます。
書式
PRICEMAT関数の書式は次のとおりです。
=PRICEMAT(受渡日, 満期日, 発行日, 利率, 利回り, [基準])
引数の説明
- 受渡日:債券を購入する日を指定します。
- 満期日:債券の満期日を指定します。
- 発行日:債券の発行日を指定します。
- 利率:債券の年利率(小数)を指定します。
- 利回り:市場利回り(小数)を指定します。
- 基準(省略可):日数計算方式を指定します。
PRICEMAT関数の使い方
たとえば、次の条件の債券価格を求めます。
受渡日:2024/4/1
満期日:2026/4/1
発行日:2024/1/1
利率:0.5%
利回り:3%

=PRICEMAT("2024/4/1","2026/4/1","2024/1/1",0.005,0.03)
この式を実行すると、満期時に利息をまとめて受け取る債券の価格が求められます。
結果 → 95.28

この結果の95.28は、額面100円の債券が現在の条件で評価される現在価値を表しています。
この債券は利率が0.5%と低い一方で、市場の利回りが3%と高いため、投資家にとって魅力が低く、額面より安い価格(ディスカウント)で評価されます。その結果が95.28です。
また、この債券は満期時に利息をまとめて受け取る仕組みのため、将来受け取る元本と利息を現在価値に割り引いて計算した結果がこの価格になります。
活用例
PRICEMAT関数は、満期一括型の債券や金融商品の価格評価に利用されます。
利回りと価格の関係を分析したり、投資判断の材料として活用できます。
注意点
- 日付は 満期日 > 受渡日 > 発行日 の順で指定する
- 満期一括型の債券専用の関数である
- 通常の利付債にはPRICE関数を使用する
- 日付や数値が不正だと「#NUM!」や「#VALUE!」エラーになる
関連関数
| 関数名 | 説明 |
|---|---|
| YIELDMAT関数 | 満期一括利息債の利回りを求める |
| PRICE関数 | 通常の債券の価格を求める |
| YIELD関数 | 通常の債券の利回りを求める |
| DISC関数 | 割引債の割引率を求める |
| RECEIVED関数 | 満期時の受取額を求める |
まとめ
PRICEMAT関数は、満期時に利息がまとめて支払われる債券の価格を求める関数です。
定期利払いのない債券でも、利率と利回りをもとに適正な価格を算出できます。
満期一括型の債券を扱う際に、覚えておきたい関数のひとつです。

