DURATION関数 は、債券のデュレーション(平均回収期間)を求める関数です。
債券では、利息や元本をいつ受け取るかによってリスクが変わるため、資金の回収期間を把握することが重要になります。
この関数を使うことで、債券のリスクや金利変動の影響を数値で理解できるようになります。
DURATION関数とは?
DURATION関数は、債券のデュレーション(平均回収期間)を求める関数です。
デュレーションとは、将来受け取る利息と元本をもとに、投資資金を回収するまでの平均的な期間を表します。
この値が大きいほど、金利変動の影響を受けやすい(価格が変動しやすい)債券と判断されます。
書式
DURATION関数の書式は次のとおりです。
=DURATION(受渡日, 満期日, 利率, 利回り, 頻度, [基準])
引数の説明
- 受渡日:債券を購入する日を指定します。
- 満期日:債券の満期日を指定します。
- 利率:債券のクーポン利率(年利)を指定します。
- 利回り:債券の利回りを指定します。
- 頻度:1年間の利息支払回数を指定します。(1 = 年1回, 2 = 年2回, 4 = 年4回)
- 基準(省略可):日数計算の方式を指定します。
DURATION関数の使い方
たとえば、次の条件の債券のデュレーションを求めます。
受渡日:2024/1/1
満期日:2029/1/1
利率:5%
利回り:4%
頻度(支払回数):年2回

=DURATION("2024/1/1","2029/1/1",0.05,0.04,2)
この式を実行すると、債券の平均回収期間(デュレーション)が求められます。

DURATION関数の結果「約4.5」は、この債券の平均回収期間が約4.5年であることを意味します。
満期は5年(2024/1/1 → 2029/1/1)ですが、途中で利息(クーポン)を受け取るため、資金は満期よりも早く回収されます。その結果、デュレーションは満期より短い約4.5年になります。
つまり、この債券は「約4.5年で資金を回収できるイメージ」であり、金利変動の影響もこの期間を基準に考えられます。
活用例
DURATION関数は、債券のリスク分析に活用されます。
デュレーションが長いほど、金利の変化による価格の影響が大きくなります。
そのため、複数の債券を比較する際に、どの債券がよりリスクが高いかを判断する指標として利用されます。
注意点
- 受渡日は満期日より前である必要がある
- 支払回数は「1・2・4」のいずれかを指定する
- 結果は「年数」で返されるため、期間として解釈する
- デュレーションは満期と一致するとは限らない(利息の影響で短くなる)
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まとめ
DURATION関数は、債券のデュレーション(平均回収期間)を求める関数です。
資金をどのくらいの期間で回収できるかを把握できるため、債券のリスク分析に役立ちます。
金利変動の影響を理解するうえで重要な関数のひとつです。

