YIELDMAT関数 は、満期時に利息がまとめて支払われる債券の利回りを求める関数です。
通常の債券は途中で定期的に利息が支払われますが、満期一括利息債では利息と元本を満期時にまとめて受け取ります。
このような債券の実質的な利回りを計算したいときに使うのがYIELDMAT関数です。
YIELDMAT関数とは?
YIELDMAT関数は、発行日から満期日まで利息が積み上がり、満期時にまとめて支払われる債券の利回りを求める関数です。
定期的なクーポンがない債券の利回りを計算したいときに使われます。
通常のYIELD関数が定期利払いのある債券向けなのに対し、YIELDMAT関数は満期一括払いの債券向けです。
書式
YIELDMAT関数の書式は次のとおりです。
=YIELDMAT(受渡日, 満期日, 発行日, 利率, 価格, [基準])
引数の説明
- 受渡日:債券を購入する日を指定します。
- 満期日:債券の満期日を指定します。
- 発行日:債券の発行日を指定します。
- 利率:債券の年利率を指定します。(0.5%なら「0.005」と入力)
- 価格:債券の価格を指定します。通常は額面100あたりで入力します。
- 基準(省略可):日数計算の方式を指定します。省略すると通常は「0(30/360方式)」になります。
YIELDMAT関数の使い方
たとえば、次の条件の満期一括利息債の利回りを求めます。
受渡日:2024/4/1
満期日:2026/4/1
発行日:2024/1/1
利率:0.5%
価格:95

=YIELDMAT("2024/4/1","2026/4/1","2024/1/1",0.005,95)
この式を実行すると、満期時に利息をまとめて受け取る債券の利回りが求められます。
結果 → 約3.15%

この結果の3.15%は、満期時に利息がまとめて支払われる債券の実質的な利回りを表しています。
この債券は利率が0.5%と低い一方で、価格が額面より安いため、満期時には元本差益を得ることができます。
そのため、単純な利率よりも実際の利回りは高くなり、約3.15%となります。
また、この関数では発行日から満期日までの期間に応じて利息が積み上がる仕組みになっているため、価格差と利息の両方を考慮した結果がこの利回りです。
活用例
YIELDMAT関数は、満期時にまとめて受け取るタイプの債券や証券の利回りを確認したいときに使えます。
価格が割安かどうかを判断したり、他の金融商品と利回りを比較したりするときに便利です。
また、定期利払いのある債券とは異なる条件で投資判断をしたい場合にも役立ちます。
注意点
- 価格は額面100あたりで入力する
- 日付は 満期日 > 受渡日 > 発行日の順になる必要がある
- 満期一括利息債向けの関数なので、通常の利付債にはYIELD関数を使う
- 日付の順序や数値が不正だと「#NUM!」や「#VALUE!」エラーになる
関連関数
| 関数名 | 説明 |
|---|---|
| PRICEMAT関数 | 満期一括利息債の価格を求める |
| YIELD関数 | 通常の債券の利回りを求める |
| PRICE関数 | 通常の債券の価格を求める |
| DISC関数 | 割引債の割引率を求める |
| RECEIVED関数 | 満期時の受取額を求める |
まとめ
YIELDMAT関数は、満期一括利息債の利回りを求める関数です。
定期的な利払いがない債券でも、価格と利率をもとに実質的な収益率を確認できます。
満期時にまとめて受け取る債券の利回りを計算したいときに、覚えておきたい関数です。

