Excel関数入門:MDURATION関数の使い方【価格変動の感応度を求める】

MDURATION関数 は、債券の修正デュレーション(価格変動の感応度)を求める関数です。
金利が変化したときに債券価格がどの程度動くかを把握するために使われ、リスク管理や投資判断で重要な指標となります。

DURATION関数よりも、実際の価格変動に近い指標を求められるのが特徴です。


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MDURATION関数とは?

MDURATION関数は、債券の修正デュレーション(Modified Duration)を求める関数です。
修正デュレーションとは、金利が1%変化したときに、債券価格が何%変動するかを示す指標です。

DURATION(マコーレー・デュレーション)をもとに計算され、より実務的なリスク指標として使われます。


書式

MDURATION関数の書式は次のとおりです。

=MDURATION(受渡日, 満期日, 利率, 利回り, 頻度, [基準])

引数の説明

  • 受渡日:債券を購入する日を指定します。
  • 満期日:債券の満期日を指定します。
  • 利率:債券のクーポン利率(年利)を指定します。
  • 利回り:債券の利回りを指定します。
  • 頻度(支払回数):1年間の利息支払回数を指定します。(1 = 年1回, 2 = 年2回, 4 = 年4回)
  • 基準(省略可):日数計算の方式を指定します。

MDURATION関数の使い方

たとえば、次の条件の債券の修正デュレーションを求めます。

受渡日:2024/1/1
満期日:2029/1/1
利率:5%
利回り:4%
頻度(支払回数):年2回

=MDURATION("2024/1/1","2029/1/1",0.05,0.04,2)

この式を実行すると、金利変動に対する価格の変動度合いが求められます。

この計算結果の 4.41 は、この債券の修正デュレーションを表しています。
修正デュレーションとは、金利が1%変化したときに債券価格がどの程度変動するかを示す指標です。

つまり、この場合は金利が1%上昇すると債券価格は約4.41%下がり、逆に1%低下すると約4.41%上がることを意味します。
このように、修正デュレーションは債券の価格変動リスクの大きさを判断するために使われます。


活用例

MDURATION関数は、債券の金利リスクを評価する際に利用されます。
修正デュレーションが大きいほど、金利変動による価格変動が大きくなります。

複数の債券を比較する際に、どの債券がより価格変動の影響を受けやすいかを判断するための指標として活用されます。


注意点

  • 受渡日は満期日より前である必要がある
  • 支払回数は「1・2・4」のいずれかを指定する
  • 結果は割合ではなく「変動感応度」として解釈する
  • DURATIONより値は小さくなる(利回りで調整されるため)

関連関数

関数名説明
DURATION関数債権の平均回収期間を求める
PRICE関数債券の価格を求める
YIELD関数債券の利回りを求める
ACCRINT関数経過利息を求める
COUPNUM関数利息支払回数を求める

まとめ

MDURATION関数は、債券の修正デュレーション(価格変動の感応度)を求める関数です。
金利が変化したときの価格変動の大きさを把握できるため、債券のリスク分析に役立ちます。

DURATION関数とセットで覚えることで、より正確な投資判断が可能になります。

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