Excel関数入門:WEEKDAY関数の使い方【曜日を数値で返す】

Excelで日付データを扱う際、「その日が何曜日か」を自動で判別したいことがあります。
そんなときに便利なのが WEEKDAY関数。日付から曜日を数値で返してくれる関数です。


WEEKDAY関数とは?

指定した日付が何曜日かを1〜7の数値で返す関数です。
たとえば、日曜日は「1」、月曜日は「2」…といったように、曜日を数字で取得できます。


書式

=WEEKDAY(シリアル値, [戻り値の種類])
  • シリアル値:対象の日付(セル参照やDATE関数)
  • 戻り値の種類(省略可):曜日をどの数値で返すかのパターンを指定

戻り値の種類(種類ごとの返り値)

戻り値の種類曜日の数値(対応表)
1または省略日=1, 月=2, 火=3, …, 土=7(デフォルト)
2月=1, 火=2, …, 日=7(日本の習慣向き)
3月=0, 火=1, …, 日=6

使用例

例1:日付から曜日を取得(標準)

=WEEKDAY(A2)

A2セルが「2024/8/23」の場合、1(日曜日)〜7(土曜日)のどれかを返します。戻り値は整数になるので注意が必要です。

例2:曜日名を返す場合(CHOOSE関数と組み合わせ)

=CHOOSE(WEEKDAY(A2), "日", "月", "火", "水", "木", "金", "土")

→ CHOOSE関数と組み合わせると、対象の日付に応じた曜日の「名前」が表示される


注意点

  • 数値で返されるため、曜日の名前では表示されない(表示にはCHOOSE関数などと併用)

関連関数

関数内容
TEXT日付から「曜日」などを文字列で取得
TODAY今日の日付を取得(WEEKDAYと組み合わせ)
DATE年・月・日から日付を作成

まとめ

WEEKDAY関数を使えば、日付から曜日を数値として自動判別できます。
曜日名に変換するにはCHOOSE関数やTEXT関数と併用するのがおすすめ。