Excel関数入門:REPT関数の使い方【文字列を指定回数繰り返す】

Excelで同じ文字や記号を何度も繰り返して表示したいとき、手作業で入力するのは面倒です。そんなときに役立つのが REPT関数 です。例えば、罫線の代わりに「-」を50回表示したり、レポートで★印を繰り返してグラフ風に見せたりすることができます。本記事では、REPT関数の基本的な使い方から活用例、注意点までわかりやすく解説します。


REPT関数とは?

REPT関数は、指定した文字列を指定回数繰り返して表示する関数です。

  • 文字列を自動的に繰り返すので、入力の手間を省けます。
  • 数字や記号だけでなく、テキストやセル参照も繰り返し可能です。

書式

=REPT(文字列, 回数)

  • 文字列:繰り返したい文字列やセル参照を指定します。
  • 回数:繰り返す回数を数値で指定します。

使用例

  1. 単純な繰り返し =REPT("★",5) → 結果:★★★★★
  2. 文字列の繰り返し =REPT("ABC",3) → 結果:ABCABCABC
  3. セル参照を使う
    • A1セルに「-」が入力されている場合 =REPT(A1,10) → 結果:----------

活用例

  • レポートや帳票での見栄え調整
    ★印や記号を繰り返して簡易グラフのように表示できます。
  • スペースの挿入
    繰り返しスペースを入れて表示位置を調整することが可能です。
  • 進捗バーの作成
    完了割合に応じて記号を繰り返し、視覚的に進捗状況を表せます。

注意点

  1. 回数は自然数で指定
    負の数を指定するとエラーになります。
  2. セルの幅を超える場合は折り返し表示
    長い文字列はセル内で折り返されて表示されます。

関連関数

  • CONCATENATE関数:複数の文字列を結合
  • TEXT関数:数値や日付の表示形式を整える
  • SUBSTITUTE関数:文字列を置換

まとめ

REPT関数は、指定した文字列を任意の回数だけ繰り返して表示する便利な関数です。

  • 書式: =REPT(文字列, 回数)
  • 記号やテキストを自動で繰り返して表示可能
  • 簡易的なグラフや装飾にも活用できる