INTRATE関数 は、投資額と満期時の受取額をもとに、単利ベースの利率を求める関数です。
実際に支払った金額と最終的に受け取る金額の差から、どれくらいの利率で運用できたかを確認できます。
シンプルな利率計算ができるため、投資の基本的な収益性を把握するのに便利です。
INTRATE関数とは?
INTRATE関数は、投資額と償還価額の差をもとに、単利の年利率(simple interest rate)を求める関数です。
途中の利払いは考慮せず、最終的な増減だけで利率を計算するのが特徴です。
債券だけでなく、一般的な投資の利率計算にも使えます。
書式
INTRATE関数の書式は次のとおりです。
=INTRATE(受渡日, 満期日, 投資額, 償還価額, [基準])
引数の説明
- 受渡日:投資を開始する日を指定します。
- 満期日:投資の終了日を指定します。
- 投資額:実際に支払った金額を指定します。
- 償還価額:満期時に受け取る金額を指定します。
- 基準(省略可):日数計算方式を指定します。
INTRATE関数の使い方
投資の利率を求める
たとえば、次の条件で利率を求めます。
受渡日:2024/4/1
満期日:2025/2/1
投資額:100
償還価額:104

=INTRATE("2024/4/1","2025/2/1",100,104)
この式を実行すると、投資額に対する単利の年利率が求められます。
結果 → 4.8%

この結果の4.8%は、投資額100が満期時に104になることで得られる利益を、年率に換算した利率を表しています。
割引債の計算に使う
INTRATE関数は、投資額と受取額の差からシンプルな年利率を求める関数です。
割引債のように価格差で利益を得る場合にも使え、YIELDDISC関数のような計算を行えます。
受渡日:2024/4/1
満期日:2025/4/1
価格:95
償還価額:100

=INTRATE("2024/4/1","2025/4/1",95,100)
この式を実行すると、価格差から算出される利回りが求められます。
結果 → 5.26%

活用例
INTRATE関数は、投資の収益率をシンプルに把握したいときに便利です。
債券だけでなく、一定期間後にいくらになるかが分かっている投資の利率計算にも活用できます。
また、YIELDDISC関数のような債券特化の関数と比較することで、利率と利回りの違いを理解するのにも役立ちます。
注意点
- 結果は単利ベースの利率であり、複利は考慮されない
- 投資額と償還価額の差のみで計算される
- 日付は 満期日 > 受渡日 の順で指定する
- 債券の利回りを正確に求める場合はYIELD系関数を使う
- 日付や数値が不正だとエラーになる
関連関数
| 関数名 | 説明 |
|---|---|
| YIELDDISC関数 | 割引債の利回りを求める |
| YIELD関数 | 通常の債券の利回りを求める |
| PRICEDISC関数 | 割引債の価格を求める |
| RECEIVED関数 | 満期時の受取額を求める |
| DISC関数 | 割引率を求める |
まとめ
INTRATE関数は、投資額と償還価額をもとに単利の利率を求める関数です。
シンプルな計算で収益性を把握できるため、基本的な投資判断に役立ちます。
利回り系関数との違いを理解しながら使うことがポイントです。

