IT用語入門:実用新案法【物品の形状・構造の考案を保護】

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実用新案法とは

実用新案法は、物品の形状・構造・組み合わせに関する考案のうち、特許の「発明」に当たらないものを認め、権利として保護する日本の法律です。製品の具体的な工夫を早めに守ることを目的としています。

対象はあくまで「もの」の実体ある改良です。プログラムや液体などの化学物質、製造方法といった方法そのものは保護の対象外です。たとえば、工具の握りやすい形状、ボトルキャップの開閉機構、部品の組み合わせや配置の見直しなどが想定されます。

権利の存続期間は出願日から10年です。製品の改良点を早めに権利化して、発売後の模倣を抑えたい場面で活用されます。特許と比べると範囲は限定されますが、実務で生まれる小さな工夫を確実に守るのに向いています。

IT分野でも、デバイスの筐体やコネクタ形状、内部構造など物理部分のアイデア保護に有効です。一方、ソフトウェアのアルゴリズムやAPI仕様はこの法律では守れません。守りたい対象に応じて、特許制度と使い分けることが重要です。