複数のセルや文字列をつなげて1つの文章や
データにしたいときに便利なのが CONCAT関数 です。
この記事では、CONCAT関数の基本的な使い方から、
よくある活用例をわかりやすく紹介します。
CONCAT関数とは?
CONCAT関数は、複数のセルや文字列を結合して1つの文字列にする関数です。
従来のCONCATENATE関数の後継としてより柔軟な文字列結合が可能です。
書式
=CONCAT(文字列1, [文字列2], …)
引数の説明
- 文字列1, 文字列2, …:結合したい文字列やセル参照、範囲指定など
CONCAT関数の使い方
例 1:2つの文字列を結合
ここでは、CONCAT関数を使って「姓」と「名」を結合し表示してみましょう。

=CONCAT(B3,C3)
→ 結果:河口太郎

例 2:文字列にスペースを入れる
「姓」と「名」の間にスペースを入れたい場合は、次のように指定します
=CONCAT(B3," ",C3)

→ 結果:河口 太郎
よくある活用例
1. 氏名や住所の結合
=CONCAT(C2, " ", D2)
→ 「姓 名」の形式で表示
2. 社員番号+氏名などの識別表示
=CONCAT(A2, ":", B2)
注意点
- セル範囲を指定すると区切り文字なしで全てがつながる
- 区切り文字を入れたい場合は、TEXTJOIN関数の方が便利
- 数値や日付を扱うときはTEXT関数と組み合わせて整形を
関連関数
| 関数 | 内容 |
| CONCAT関数 | 文字列を結合する(区切りなし) |
| TEXTJOIN関数 | 区切り文字付きで結合する |
| TEXT関数 | 数値や日付を文字列に整形する |
| LEFT関数/RIGHT関数 | 指定文字数の切り出し |
まとめ
CONCAT関数は、複数のセルや文字列を1つにまとめたいときに非常に便利な関数です。
TEXT関数やTEXTJOIN関数と組み合わせれば、表現力豊かなデータ結合が可能になります。データの整形やラベル作成、集計コメントの生成などにぜひ活用してみましょう!
関連記事:TEXT関数の使い方