Excelで画像を扱うとき、これまでは「挿入 → 画像」から手動で貼り付けるしかありませんでした。
しかし、IMAGE関数 を使えば、関数だけで簡単にセル内に画像を表示できます。
商品画像などを画像URLから直接表示できるので、リスト管理や商品カタログの作成にとても便利です。
IMAGE関数とは?
IMAGE関数 は、指定した画像URLをもとに、セル内に画像を挿入する関数です。
Excel 365 / Excel 2021 以降で利用できる新しい関数で、画像をデータとして管理したいときに最適です。
書式
=IMAGE(ソース, [代替テキスト], [サイズ], [高さ], [幅])
引数の説明
| 引数名 | 内容 |
|---|---|
| ソース | 画像のURLを指定します。例:”https://example.com/image.jpg” |
| [代替テキスト] | 画像が表示できない場合に代わりに表示される説明文。省略可。 |
| [サイズ] | 画像の表示モードを指定します。 0〜3 のいずれかを選択。 0:セルに合わせて拡大縮小(既定) 1:縦横比を無視してセルに合わせて表示 2:元の画像サイズで表示 3:指定サイズ(高さ・幅)を使う |
| [高さ] | [サイズ]で3を指定した場合の高さを指定。 |
| [幅] | [サイズ]で3を指定した場合の幅を指定。 |
使用例①:URLの画像を挿入

画像のURLを取得
まず、IMAGE関数を使う前に、表示したい画像のURL(リンク)を取得します。
このURLは、インターネット上に公開されている画像の直接リンクである必要があります。
たとえば、上記の「テスト」画像を右クリックして「画像アドレスをコピー」すると、
次のような形式のURLが取得できます。

| 画像URL |
|---|
| https://pasokon-kentei.com/wp-content/uploads/2025/10/test-image-768×768.jpg |
このURLをそのままIMAGE関数の引数として指定します。
IMAGE関数で表示する
次に、取得したURLを IMAGE関数 に指定してセルに画像を表示します。
セルに以下を入力します👇
=IMAGE(C3, "画像なし")

👉 結果:
セルD3内に、Web上の「テスト」の画像が表示されます。
使用例②:特定サイズで画像を表示
=IMAGE(C3, "画像なし", 3, 200, 200)
👉 結果:
高さ200px × 幅200px のサイズで画像がセル内に表示されます。

関連関数
| 関数 | 説明 |
|---|---|
| HYPERLINK関数 | 画像の代わりにリンクを挿入する |
| TEXTJOIN関数 | 商品名とURLを結合する |
| FILTER関数 | 条件に合う商品だけを抽出して画像も表示する |
まとめ
IMAGE関数 を使えば、関数ひとつで画像をセル内に挿入できます。
従来のように「画像を貼り付けて位置を調整する」手間がなくなり、一覧表やデータベースを見やすくビジュアル化できます。特に、商品リストや教材資料など「画像+データ」を一緒に扱うシーンで大活躍します。
