データのばらつきを数値で把握したいときに使うのが分散です。
Excelでは、母集団(全データ)を対象に分散を求めるときに VARP関数 を使います。
現在は後継の VAR.P関数 が推奨ですが、既存ブックの互換のためにVARP関数も動作します。
VARP関数とは
VARP関数は、指定した範囲を「母集団(全体)」とみなして母分散を返す関数です。
書式
=VARP(数値1, [数値2], …)
引数の説明
- 数値1, [数値2], …:分散を求めたい数値または範囲を指定。
分散とは、データのばらつきの大きさを表す指標です。
データ全体が平均値からどのくらい離れているかを、数値で示します。
たとえば、同じ平均点が80点でも、
- 点数が「78~82点」に集中していれば → 分散は小さい(ばらつきが少ない)
- 点数が「60~100点」と幅が広ければ → 分散は大きい(ばらつきが大きい)
というように、数値が大きいほどデータのばらつきが大きいことを意味します。
VARP関数の使い方
例①:分散を求める

=VARP(C3:C8,E3:E8)
この例では、VARP関数を使って12人分の点数の分散を求めています。
分散は、この平均値から各点数がどれくらい離れているかを表す指標で、各点数と平均との差を2乗して合計し、それを人数(12人)で割って求めます。
その結果、このデータでは分散は「107.92」となり、点数のばらつきの大きさを数値として確認できます。

分散はそのままではイメージしにくいため、平方根を取って標準偏差として考えます。
今回の場合、√107.92 ≒ 10.4となるため、各生徒の点数は平均からおよそ10点程度離れていると読み取れます。
このようにVARP関数は、データ全体(母集団)のばらつきを把握したいときに使う関数です。
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関連関数
| 関数名 | 機能 |
|---|---|
| VAR.S関数 | 標本データの分散を求める |
| STDEV.P関数 | 母集団の標準偏差を求める |
| STDEV.S関数 | 標本データの標準偏差を求める |
| AVERAGE関数 | 平均値を求める |
| VAR関数 | 旧バージョンの分散関数(VAR.Sの互換) |
まとめ
VAR.P関数は、データ全体(母集団)を対象に分散を求める関数です。
平均からのばらつきを数値として把握できるため、データの散らばり具合を分析する際に役立ちます。
標本データを扱う場合はVAR.S関数と使い分けることが重要で、目的に応じて適切な分散関数を選ぶことがポイントです。



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