Excel関数入門:WEEKNUM関数の使い方【週番号を返す】

「この日付は1年のうち第何週目?」を知りたいときに役立つのが WEEKNUM関数 です。
年間スケジュール管理やプロジェクト計画、日次データの週単位集計に便利な関数です。


WEEKNUM関数とは?

WEEKNUM関数は、日付が「その年の第何週目にあたるか」を数値で返す関数です。
1月1日を含む週がその年の最初の週で、第1週になります。


書式

=WEEKNUM(シリアル値, [戻り値の種類])
  • シリアル値:対象の日付(セル参照やDATE関数など)
  • 戻り値の種類(省略可):週の始まりをどの日にするかを指定

戻り値の種類(週の開始曜日を決める)

戻り値の種類週の始まり説明
1または省略日曜日週の始まりを日曜日として計算
2月曜日週の始まりを月曜日として計算

使用例

例1:基本的な週番号の取得

=WEEKNUM("2025/1/5")

→ 結果:2(週の始まりが日曜日の場合)


例2:月曜日始まりに変更

=WEEKNUM("2025/1/5", 2)

→ 結果:1(月曜始まりの場合、同じ日でも週番号が異なる)


活用例

  • 売上・アクセス解析を週単位で集計
    =WEEKNUM(日付セル, 2) で週番号を出し、ピボットテーブルで集計すれば、週ごとの傾向が一目でわかる。
  • 年間スケジュール管理
    プロジェクト管理表で「このタスクは第◯週に行う」と整理できる。
  • 日報の週別グループ化
    日報や勤怠記録を週ごとにまとめて確認可能。

注意点

  • 週の開始曜日の指定で結果が変わるため、日本のビジネス用途では 2(月曜日始まり)が推奨です。

関連関数

関数内容
WEEKDAY日付から曜日番号を取得
DATE年月日を日付データに変換
TODAY今日の日付を返す

まとめ

  • WEEKNUM関数は、日付からその年の第何週目かを返す関数
  • 戻り値の種類で「週の始まり」を自由に設定可能
  • ビジネス用途では =WEEKNUM(日付, 2) が便利
  • 週単位の集計・管理に活用できる