Excelで文字列を扱うとき、文章の見た目を整えたい場面があります。特に英語の名前やタイトルでは、各単語の先頭だけを大文字にしたいことがあります。そんなときに便利なのが PROPER関数 です。本記事では、PROPER関数の基本的な使い方から活用例、注意点までわかりやすく解説します。
PROPER関数とは?
PROPER関数は、文字列内の各単語の先頭文字を大文字に、残りを小文字に変換する関数です。
- 例:
excel tutorial→Excel Tutorial - 英文タイトルや名前のフォーマット統一に便利です。
書式
=PROPER(文字列)
- 文字列:先頭文字を大文字に変換したい文字列やセル参照を指定します。
使用例
- 単純な文字列
=PROPER("excel tutorial")→ 結果:Excel Tutorial - サイト名の先頭文字を大文字に変換
=PROPER("pasokon-kentei")→ 結果:Pasokon-Kentei
活用例
- 英語のタイトル整形
ブログや資料の見出しを適切な書式に統一できます。 - 氏名データの整形
名簿の名前を「先頭大文字+残り小文字」に統一可能。 - 入力データのフォーマット
ユーザー入力やインポートデータの見た目を整えられます。
注意点
- 日本語や記号には影響なし
PROPERはアルファベットにのみ作用します。日本語や数字には変換がありません。 - すべて大文字・小文字にする場合は他の関数を使用
- すべて大文字 →
UPPER関数 - すべて小文字 →
LOWER関数
- すべて大文字 →
- 元のセルの値は変わらない
変換結果は別セルに表示されます。
関連関数
- UPPER関数:文字列を大文字に変換
- LOWER関数:文字列を小文字に変換
- TEXT関数:文字列の書式を設定
まとめ
PROPER関数は、文字列内の各単語の先頭文字を大文字に変換する関数です。
- 書式:
=PROPER(文字列) - 英語のタイトルや氏名データの整形に便利
- 日本語には影響しないため、用途は主に英語圏向け
