MOTとは
MOT(Management of Technology)は、技術を事業価値につなげるための経営の考え方です。研究開発や保有する技術資産を、会社の戦略と結びつけ、利益や成長につなげることを目指します。単に技術を作るのではなく、どう使い、どこで稼ぐかまでを含めて設計します。
新しい製品やサービスは、優れた技術だけでは市場で成功しません。顧客ニーズ、タイミング、競合、知的財産の保護などを踏まえ、技術の使い道を描く必要があります。MOTは、技術者と経営陣を橋渡しし、研究テーマの選定から事業化までを一連の流れとして捉えます。
実践では、技術ロードマップで将来像を示し、投資の優先度を決め、試作・評価・見直しを段階的に進めます。特許やデータといった無形資産を管理し、外部連携やオープンイノベーションも活用してリスクを下げつつスピードを高めます。
その結果、ムダな開発を減らし、イノベーションの成功確度を高め、競争力を維持・強化できます。要するにMOTは、技術を起点に事業として勝てる形に仕立てるための経営手法であり、技術力のある組織ほど早い段階からの導入が効果的です。

