ISO 26000とは
ISO 26000は、持続可能な社会の実現に向けて、組織が社会的責任をどう果たすかを示す国際規格です。ただし要求事項を課す認証規格ではなく、行動の目安を与えるガイダンス規格です。そのため「ISO 26000認証」はありません。公的機関や企業、NPOなど、規模や形態を問わず参照できます。
日本では内容を踏まえたJIS Z 26000(社会的責任に対する手引き)が整備されています。規格は、説明責任や透明性、倫理的行動、法の支配、人権の尊重など、社会的責任で守るべき七つの原則を示します。
また、組織統治、人権、労働、環境、公正な事業、消費者、コミュニティという七つの中核主題を定めます。組織は利害関係者(ステークホルダー)と対話し、自社の重要課題を特定して方針や業務に組み込み、継続的に改善します。
これに沿うと、優先度と責任範囲が整理でき、リスク低減や信頼性向上につながります。要するにISO 26000は、責任ある経営を進めるための道しるべです。

