第1種の誤りとは
第1種の誤りは、仮説検定で本当は正しい帰無仮説を誤って棄却してしまう判断ミスを指す。英語ではType I error、偽陽性やアルファエラーとも呼ばれる。
たとえば不正アクセスが「ない」が正しい状況なのに、検知システムが「ある」と判定するケースがこれに当たる。間違って棄却された結果、対立仮説を正しいとみなしてしまう点が特徴で、無実に警報を鳴らすイメージで捉えると理解しやすい。
この誤りが起こる確率は、有意水準αで管理する。検定のしきい値を厳しく設定するほどαは小さくなり、第1種の誤りを抑えやすいが、その分、本当は差があるのに見逃す第2種の誤りが増えやすい。目的に応じて誤警報と見逃しのバランスを取ることが重要である。
まとめると、第1種の誤りは「誤って警報を出す」リスクであり、検定の信頼性や運用コストに直結するため、有意水準の設定が要となる。

