Excel関数入門:MAX関数の使い方と活用例【最大値を求める】

テストの点数や売上データの中から、「最大値」を知りたいときに便利なのが MAX関数 です。MAX関数を使えば、指定した範囲の中で 最大値を求めることができます。

たとえば、「テストの最高点」や「1年間の最高売上」を調べたいときなど、
データの中から最大値を簡単に見つけられる、とても基本的で実用的な関数です。

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MAX関数とは?

MAX関数は、指定したセル範囲の中から「最大値(最も大きい値)」を返す関数です。

書式

=MAX(数値1, [数値2], …)

引数の意味

  • 数値1, 数値2, …:最大値を求めたいセルまたは数値を指定します。

MAX関数の使い方

例:テストの最高点を求める

テストの点数から、一番高い点数を求めてみましょう。

テストの中で一番高い点数を求めたい場合は、次のように入力します。

=MAX(C3:C7)

この数式では、範囲 C3:C7 の中から最も大きい値を探しています。
C列には5人分の点数が入力されており、最も高い点数は山本さんの95点です。

つまり、MAX関数の結果は 95 となります。


活用例

  • 売上データから月間の最高売上額を調べる
    各月の売上から最も売れた月を確認。
  • 気温データから最高気温を抽出する
    観測データの中から一番暑い日を特定できる。
  • スポーツ記録表で最高スコアを表示する
    試合や練習結果の中でベスト記録を簡単に確認できる。

注意点

  • 空白セルは無視されます。
  • 文字列が含まれている場合は無視されます。
  • 複数の範囲や値をカンマ区切りで指定することもできます:
=MAX(A1:A5, C1:C5)

関連関数

関数説明
MIN関数範囲内の最小値を求める
LARGE関数指定した順位の大きい値を求める
MAXIFS関数条件を満たすセルの中から最大値を求める

まとめ

MAX関数は、もっとも大きな数値を簡単に見つけることができる非常に便利な関数です。データ分析や成績管理、売上チェックなど、あらゆる場面で役立ちます。Excel初心者でも使いやすいので、ぜひ活用してみてください!

関連記事:MIN関数の使い方