Excel関数入門:EFFECT関数の使い方【実効年利を正確に求める】

EFFECT関数 は、名目年利と複利回数から実効年利(実際の利率)を求めるためのExcel関数です。
金融商品やローンの金利は「年〇%」と表示されていても、実際には月利や日利で計算されていることが多く、表示されている数値と実際の利回りが一致しないケースがあります。

EFFECT関数を使えば、そうした見かけの利率を正確な年利に変換できるため、投資や貯蓄の比較、ローン条件の確認などに役立ちます。


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EFFECT関数とは?

EFFECT関数は、複利計算を前提として、名目年利を実効年利へ変換する関数です。
実効年利とは、利息が年に複数回発生する場合に、その複利効果を含めた「本当の年利」を指します。

たとえば、年利5%と書かれていても、月ごとに利息が計算される場合、実際の利率は5%をわずかに上回ります。
この差を正確に算出できるのがEFFECT関数の特徴です。


書式

EFFECT関数の書式は次のとおりです。

=EFFECT(名目年利, 複利回数)

引数の説明

  • 名目年利:「名目年利」には、年利率を小数で入力します。5%の場合は「0.05」と入力
  • 複利回数:「複利回数」には、1年間に利息が計算される回数を指定します。
    月利なら12、四半期利なら4、日利なら365を指定します。

EFFECT関数の使い方

例題

名目年利が5%で、利息が月に1回計算される金融商品の実効年利を求めてみましょう。

=EFFECT(0.05,12)

この数式を入力すると、結果は約5.116%となります。
これは、月ごとに複利計算されることで、単純な年利5%よりも実際の利率が高くなるためです。


活用例

EFFECT関数は、金融機関の定期預金を比較する際に非常に便利です。
月利・半年利・年利といった異なる条件の金融商品でも、すべて実効年利に変換することで、どの商品が本当に有利なのかを正確に判断できます。

また、ローンの金利比較や、投資シミュレーションにおいても、表面上の利率に惑わされずに判断できる点が大きなメリットです。


注意点

  • EFFECT関数では、名目年利は必ず小数で入力する必要があります。
  • 複利回数に0を指定することはできません。
  • 単利計算には対応していないため、単利で計算された利率を扱う場合は別の計算方法が必要になります。
  • 結果は数値として返されるため、セルの表示形式をパーセンテージに設定すると見やすくなります。

関連関数

関数名説明
NOMINAL関数実効年利から名目年利を求める
FV関数利率と期間から将来価値を計算する
PV関数将来の金額から現在価値を求める
RATE関数支払条件から利率を逆算する
NPER関数支払回数や運用期間を計算する

まとめ

EFFECT関数は、名目年利を実効年利に変換し、複利を考慮した正確な利率を求めるための関数です。
金融商品やローンの比較を行う際には欠かせない関数で、数字の見せ方に惑わされず判断できるようになります。

Excelでお金に関する計算を行うなら、ぜひ覚えておきたい関数のひとつです。