Excel関数入門:ISREF関数の使い方【セル参照かどうかを判定する】
Excel関数入門:ISREF関数の使い方【セル参照かどうかを判定する】
Excel
2025.09.13
ISREF関数は、指定したセルや数式がセル参照になっているかどうかを調べるExcel関数です。
ISREF関数を使えば、指定した対象が有効なセル参照かどうかを調べて、セル参照なら TRUE、そうでなければ FALSE を返してくれます。
ISREF関数とは?
ISREF関数は、指定した値が有効なセル参照であればTRUE、そうでなければFALSEを返す関数です。
- セル参照であれば →
TRUE
- セル参照でなければ →
FALSE
書式
- 値:セル参照かどうかを判定したいセルや式を指定します。
使用例
=ISREF(A1) | 100 | TRUE | A1はセル参照なのでTRUE |
=ISREF(A1:B2) | 100,200 | TRUE | 範囲参照も有効 |
=ISREF("A1") | - | FALSE | 文字列”A1″はセル参照ではない |
=ISREF(100) | - | FALSE | 数値はセル参照ではない |
=ISREF(A1+B1) | 100,200 | FALSE | A1+B1は計算式であり参照ではない |
=ISREF(#REF!) | - | FALSE | 無効な参照エラーはFALSE |
活用例
- セル参照のチェック
数式内で正しいセル参照が使われているか事前に確認可能。
- 条件付き分岐
IF関数と組み合わせて、セル参照のときだけ計算を行う処理が可能。 =IF(ISREF(A1),"参照です","参照ではありません")
- エラー防止
無効な参照を使ったときのエラーを回避する条件式の一部として使用。
注意点
- セルの中身は関係なく、セル参照かどうかだけを判定します。
A1+B1
のような計算式は参照そのものではないのでFALSEになります。
関連関数
まとめ
ISREF関数は、指定した値がセル参照であるかどうかを判定し、TRUEまたはFALSEを返すシンプルな関数です。
- 書式:
=ISREF(値)
- セル参照の確認やエラー防止に役立つ
- 他のIS関数と組み合わせて使うことでデータチェックの精度が向上