廃棄物処理法とは
廃棄物処理法とは、不法投棄の防止、環境保全と公衆衛生の向上を目的に、廃棄物の出し手や自治体、処理業者が守るべきルールを定めた法律です。正式名称は「廃棄物の処理及び清掃に関する法律」です。
廃棄物は、事業活動で生じる産業廃棄物と、それ以外の一般廃棄物に大別されます。産業廃棄物は汚泥や廃プラスチックなど政令で定められた種類が対象で、不適切な処理は環境汚染につながります。
このため事業者には厳格な処理基準の順守が義務づけられ、処理を委託するときは種類や量を記す産業廃棄物管理票(マニフェスト)で流れを追跡します。収集・運搬・処理を行うには、原則として都道府県知事の許可が必要です。
国民、国や地方公共団体にも、減量や適正処理への協力といった責務があります。違反には事業停止や罰金などの罰則が科されます。発生抑制、適正処理、再利用を社会全体で進めることで、違法投棄を防ぎ、暮らしと事業の持続可能性を支える枠組みです。

