稼働率とは
稼働率とは、システムが観測期間のうち正常に動いていた時間の割合を示す指標です。障害や保守で止まっていた時間を差し引いて、どれだけ利用可能だったかを数値化します。可用性や信頼性の比較に使われ、サービスの品質を一目で把握するのに役立ちます。
計算にはMTBF(平均故障間隔)とMTTR(平均復旧時間)を用い、稼働率=MTBF/(MTBF+MTTR)で求めます。例えばMTBFが100時間、MTTRが2時間なら100/102で約98%です。MTBFが長い、MTTRが短いほど稼働率は高くなり、壊れにくく直りやすい設計・運用が有利になります。
クラウドやデータセンターではSLAの目標として示され、業務停止リスクの目安になります。ただし99.9%でも月に数十分の停止が起こり得ます。必要な水準に合わせて冗長化や迅速な復旧手順を整えるなど、設計と運用を最適化するための基礎指標が稼働率です。最終的には、サービスをどれだけ安定して提供できるかを示す重要な物差しとなります。

