TCPとは
TCP(Transmission Control Protocol)は、IPネットワークでデータを確実かつ順序通りに届けるトランスポート層のプロトコルです。アプリケーションが送った情報を欠けや重複なく相手へ渡すことを目的とし、信頼性を高める仕組みを備えています。
Web表示やメール、API、ファイル転送など、内容の欠落が困る通信で広く使われます。IoTでも測定値を正確に送りたい場面で役立ちます。ネットの基本的なやり取りの多くが、実はTCPの上で成り立っています。
仕組みとしては、通信前に3ウェイハンドシェイクで接続を確立し、各セグメントに対する確認応答(ACK)で到達を確認します。欠落は再送し、ウィンドウ制御で流量を調整、輻輳制御で混雑時は速度を抑えます。これにより順序性と完全性が保たれます。
一方で処理や待ち時間の負荷が増えるため、低遅延が重要な通話や配信では簡素なUDPが選ばれることもあります。TCPは信頼性を最優先する通信の土台であり、アプリケーションはその上で安心してデータを扱えます。

