プラチナバンドとは
プラチナバンドとは、携帯電話で使われるおよそ700〜900MHzの低い周波数帯を指します。波長が長く、建物の中や地下、山あいでも電波が届きやすいのが特徴です。広い範囲を少ない基地局でカバーでき、その価値の高さから貴金属のプラチナになぞらえて呼ばれます。
低い周波数ほど障害物の影響を受けにくく、電波が回り込みやすくなります。そのため高層ビルが多い都市部や地下鉄、人口がまばらな地方でも安定しやすい通信を実現できます。一方で、高い周波数帯に比べて一度に運べるデータ量は小さく、混雑時の速度は遅くなりがちです。動画の大容量通信では上位帯の補完が重要です。
日本では総務省が電波法に基づき周波数を割り当て、地上テレビのデジタル化で生まれた帯域が携帯向けに再配分されました。事業者との協議を経て整備が進み、2024年には楽天モバイルもプラチナバンドでの提供を開始しました。広域や屋内のつながりを支える土台として、中・高周波帯と組み合わせて使われます。

