ネットワーク層とは
ネットワーク層は、OSI参照モデルの第3層で、データを離れた相手に届けるための経路を決める役目を持ちます。機器ごとに割り当てられたIPアドレスと経路情報を使い、異なるネットワーク間でも通信できるようにします。
たとえば家庭の端末から海外のクラウドへ届くのは、データを小さなパケットに分け、複数の中継点を順に通すからです。配線や方式が違っても、共通の規則でつなぎ合わせ、広域の通信を実現します。
中心となるのはIPです。ルーターは宛先IPを見てルーティング表から経路を選び、パケットを転送します。IPv4に加え、より多くのアドレスを扱えるIPv6が普及し、拠点を暗号化して結ぶVPNもこの層に関わります。
この層を理解すると、アドレス設計やサブネット、経路の不達や遠回りの原因を切り分けやすくなります。要するに、IPで宛先を定め、最適な道筋でパケットを運ぶことで、インターネットの土台を成す層です。

