排他制御とは
排他制御は、共有データやファイルに複数の処理が同時に触れるときの不整合を防ぐ仕組みです。ある処理が更新中は、ほかの処理が同じ資源を変更できないよう一時的に制限します。これにより同時更新による食い違いや消失を避けられます。
イメージとしては、図書室の貴重本を一人ずつ閲覧するルールに似ています。先に借りた人が返すまで次の人は待ちます。
代表的な方法は「ロック」です。対象はファイル全体、表、行、列などで、必要な範囲だけを占有します。ただし設計が悪いと互いに待ち合って進めなくなる「デッドロック」が起きるため、範囲や取得順序の統一に注意が要ります。
排他制御は、データの整合性を守りシステムの信頼性を支える土台です。適切な粒度でロックし、待ち時間を抑えつつ確実に処理することが役割です。

