マルチプロセッサとは
マルチプロセッサとは、1台のコンピュータに複数のCPU(プロセッサ)を搭載し、同時に動かして処理能力を高める構成のことです。1人が速く働くのではなく、人数を増やして並行して進める発想だと考えると分かりやすいです。
大量の計算や多数の同時アクセスをさばくサーバ、動画編集や3D処理のように並列化しやすい用途で効果があります。逆に、手順が厳密に直列な処理では効果が限られます。
CPU同士が主記憶(メモリ)を共有するかで2種類に分かれます。共有して1台のOSが一体として管理するのが密結合型(SMP)です。共有せず、それぞれが独自のメモリを持ち接続経由で協調するのが疎結合型で、クラスタ構成などが該当します。
仕組みにより利点も異なります。密結合型はメモリ共有でプログラムを分担しやすく、低遅延で応答性に優れます。疎結合型は拡張や障害時の切り離しがしやすく、可用性を高められます。目的に合わせて選び、並列処理を活かす設計が重要です。

