IT用語入門:JIS Q 31000【組織的なリスク管理の指針】

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JIS Q 31000とは

JIS Q 31000は、ISO 31000をもとに策定された日本産業規格のリスクマネジメント指針です。組織が直面する不確かさを見極め、その影響を受け止めたうえで適切に評価・管理し、被害の低減と機会の活用を図ることを目的とします。リスクは「目的に対する不確かさの影響」と定義され、企業、行政、非営利など組織の種類や規模を問わず適用できます。

背景には、自然災害やサイバー攻撃、品質不具合など多様な脅威の増加があります。本指針は、関係者とのコミュニケーション、適用範囲と基準の明確化、特定・分析・評価から成るリスクアセスメント、対処の選択と実施、監視・見直し、記録と報告という一連のプロセスを示します。

これらをPDCAで継続運用し、経営や業務に組み込むことで、場当たりではない全社的な管理が実現します。共通の枠組みにより部門間の認識をそろえ、ISO 27001やISO 9001など他のマネジメントシステムとも整合しやすい点も利点です。最終的に、過度に恐れず過小評価もしない、バランスの取れた意思決定を支援します。