完全性とは
完全性とは、情報が正しく、意図しない変更や破壊を受けていない性質です。生成・保存・送信・処理の各段階で内容が一貫して正しいことを重視します。情報セキュリティの基本要素(機密性・完全性・可用性)の一つです。
たとえば、データベースの数値が勝手に書き換えられないこと、転送中にファイルが壊れないこと、帳票が最新版の記録と一致することが該当します。人的ミスや装置故障だけでなく、悪意ある改ざんも対象に含まれます。
実現方法には、入力値の検証や整合性制約、トランザクション制御、アクセス権限と監査ログ、ハッシュ値やチェックサム、デジタル署名による改ざん検出、バックアップと復旧、バージョン管理などがあります。運用手順の整備も欠かせません。
完全性が守られると記録の信頼性が高まり、誤った意思決定を減らせます。インシデントの早期発見や法令順守にもつながり、組織やサービスへの信頼を保ちます。
まとめると、完全性はデータの正確性、正当性、網羅性、一貫性を保つ取り組みの総称です。変更管理とレビューを継続して行い、技術と運用の両面で守ることが重要です。

