グラフ理論とは
グラフ理論とは、対象どうしの関係を「点」と「線」で表し、その性質や計算方法を扱う数学分野です。点は頂点(ノード)、線は辺(エッジ)と呼びます。辺に向きがあれば有向グラフ、なければ無向グラフで、無向では関係は双方向になります。
身近な例として、通信ネットワーク、デシジョンツリーや二分探索木などのツリー構造、日程管理に用いるPERT図があります。移動時間やコストなどの数値を辺に持たせた重み付きグラフを使うと、最短経路の計算や作業計画の最適化が可能になります。
仕組みの要点は、頂点間のつながりを隣接行列などで数値化し、プログラムで処理できることです。これを土台に経路探索や連結性の判定、重要度の評価などのアルゴリズムが動きます。関係をたどりやすい特性を生かしたグラフデータベースも使われています。関係を共通の型に落とし込むことで、問題を整理し解決手順を明確にできます。

