IT用語入門:FTP【ネットワークでファイルを送受信する仕組み】

ウェブサイトの更新やバックアップ、データの共有など、ネットワークを通じてファイルをやり取りする場面は多くあります。
その際に使用される代表的な通信方式が FTP(File Transfer Protocol) です。

FTPは、クライアントとサーバー間でファイルを転送するための標準的なプロトコルとして、長年利用されてきました。

この記事では、FTPの仕組みや用途、通信の流れ、安全性の課題、代替プロトコルについて分かりやすく解説します。


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FTPとは?

FTP(File Transfer Protocol)とは、ネットワーク上でファイルを送受信するための通信プロトコルです。

クライアント(利用者側)とサーバー間で接続し、ファイルのアップロードやダウンロードを行います。


FTPの主な用途

FTPはさまざまな場面で利用されています。

  • Webサイトのファイル更新
  • サーバーへのデータアップロード
  • バックアップデータの保存
  • ソフトウェア配布
  • 大容量ファイルの共有

サーバー管理や運用に欠かせない技術です。


FTPの仕組み

FTPは、2つの通信経路(コネクション)を使用します。

制御用コネクション

接続や認証、操作指示の送信を行う。

データ転送用コネクション

ファイルの送受信を行う。

この仕組みにより、効率的にファイル操作が可能になります。


FTPでできる操作

FTP接続を行うことで、次の操作が可能になります。

  • ファイルのアップロード
  • ファイルのダウンロード
  • ファイルの削除
  • フォルダ作成
  • ファイル一覧の表示
  • ファイル名の変更

サーバー上のファイル管理が可能です。


FTPクライアントソフト

FTP操作は専用ソフトを使用すると簡単に行えます。

代表的なFTPクライアント:

  • WinSCP
  • FileZilla
  • FFFTP

これらを利用することで、ドラッグ&ドロップ操作でファイル転送が可能になります。


FTPの通信モード

FTPには接続方法の違いがあります。

アクティブモード

サーバー側からクライアントへ接続。

パッシブモード

クライアント側からサーバーへ接続。

現在はファイアウォール環境に適したパッシブモードが主流です。


FTPのセキュリティ上の注意点

標準FTPは通信内容が暗号化されません。

そのため:

  • ユーザー名
  • パスワード
  • 転送データ

が盗聴されるリスクがあります。

安全性の観点から、現在は暗号化方式の利用が推奨されています。


安全な代替プロトコル

FTPS(FTP over SSL/TLS)

FTP通信をSSL/TLSで暗号化。

SFTP(SSH File Transfer Protocol)

SSHを利用した安全なファイル転送。

👉 現在は SFTP が最も安全な選択肢として広く利用されています。


関連用語

関連用語一言解説
プロトコル通信のルールや手順
サーバーデータやサービスを提供するコンピューター
SFTPSSHを利用した安全なファイル転送方式
FTPSSSL/TLSで暗号化されたFTP
SSH安全なリモート接続を行う通信方式

まとめ

FTPは、ネットワーク上でファイルを送受信するための標準的なプロトコルで、Webサイト管理やデータ共有など幅広い用途で利用されています。
制御用コネクションとデータ転送用コネクションを使い、効率的なファイル操作を実現します。

ただし標準FTPは暗号化されていないため、セキュリティ対策としてFTPSやSFTPの利用が推奨されています。

FTPの仕組みを理解することで、サーバー管理やネットワーク通信の基礎をより深く理解できるようになります。

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