Excelで作業をしていると、「作業ブックにシートがいくつあるのか」を数えたい場面があります。手作業で数えるのは大変ですが、SHEETS関数を使えば、ブック内のシート数を自動的に取得できます。この記事では、SHEETS関数の基本的な使い方から応用的な活用法までわかりやすく解説します。
SHEETS関数とは?
SHEETS関数は、指定した参照範囲に含まれるシートの数を返す関数です。
- 引数を省略 → ブック全体のシート数を返す
- 参照範囲を指定 → その範囲に含まれるシート数を返す
書式
=SHEETS([参照])
- 参照(省略可):シート数を取得したい参照範囲。省略するとブック全体のシート数が返されます。
使用例
- ブック全体のシート数を取得
=SHEETS()
現在のブックにあるシートの総数を返します。
例:シートが3つなら結果は「3」。 - 特定の範囲に含まれるシート数を取得
=SHEETS(Sheet1:Sheet3!A1)
Sheet1からSheet3までの範囲に含まれるシート数を返します。
例:Sheet1, Sheet2, Sheet3があるなら「3」。
活用例
- ブック内のシート管理
シート数が増えたときに自動でカウントして管理表を作成できます。 - シート名リスト作成の補助
VBAや他の関数と組み合わせてシート一覧を作るときのカウンターとして使用。 - 動的レポートの作成
シート数に応じて自動的にデータ集計範囲を設定可能。
注意点
- 非表示シートもカウント
SHEETS関数は非表示のシートも含めてカウントします。
関連関数
- SHEET関数:シート番号を取得する
- CELL関数:セルの情報を取得する
- INFO関数:Excelやシステム情報を取得する
まとめ
SHEETS関数は、ブック内や指定範囲のシート数を自動的に取得する便利な関数です。
- 書式:
=SHEETS([参照])
- 引数を省略するとブック全体のシート数を返す
- シート管理や動的レポートに活用可能