Excel関数入門:RRI関数の使い方【平均成長率を求める】

RRI関数 は、一定期間で投資額がどれだけ増えたかをもとに、年平均利率(成長率)を求める関数です。
資産運用や投資、売上成長率の分析など、「最初の金額が最終的にいくらになったか」から、毎年どのくらいの割合で成長したのかを計算できます。

複雑な計算式を使わなくても、平均成長率を簡単に求められるのが特徴です。


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RRI関数とは?

RRI関数は、一定期間における資金の増減から、期間あたりの平均成長率(利率)を求める関数です。
金融分野では投資の年利計算、ビジネス分野では売上成長率(CAGR)を求める際に利用されます。

たとえば、100万円が5年後に150万円になった場合、RRI関数を使えば「年平均何%で成長したか」を算出できます。


書式

RRI関数の書式は次のとおりです。

=RRI(期間, 現在価値, 将来価値)

引数の説明

  • 期間:投資や成長の対象となる期間を指定します。通常は年数を入力します。
  • 現在価値:初期の金額(元本やスタート時点の値)を指定します。
  • 将来価値:期間終了時の金額(最終的な値)を指定します。

RRI関数の使い方

たとえば、100万円を投資し、5年後に150万円になった場合の年平均利率を求めるには、次のように入力します。

=RRI(5,1000000,1500000)

この数式の結果は約 0.08447 となり、パーセンテージ表示にすると 約8.45% となります。
つまり、この投資は年平均約8.45%の成長率で増えたことになります。


活用例

RRI関数は、投資の利回り分析に非常に役立ちます。
株式や投資信託、不動産投資などの成長率を客観的に評価できるため、投資判断の材料として活用できます。

また、売上高や会員数の成長率を分析することで、ビジネスの成長スピードを把握することも可能です。
複数年のデータを比較する際にも、平均成長率として指標化できる点が大きなメリットです。


注意点

RRI関数は、成長が一定の割合で進んだと仮定した平均利率を求める関数です。
実際の投資では毎年同じ利率になるとは限らないため、あくまで平均的な成長率として理解することが重要です。

また、現在価値や将来価値に0やマイナスの値を指定すると、正しく計算できない場合があります。
結果は小数で返されるため、パーセンテージ表示に変更すると見やすくなります。


関連関数

関数名説明
RATE関数投資やローンの利率を求める
FV関数一定利率で運用した場合の将来価値を求める
PV関数将来の金額の現在価値を求める
NPER関数投資が目標額に達するまでの期間を求める
EFFECT関数名目年利から実効年利を求める

まとめ

RRI関数は、一定期間で資金がどれだけ増減したかをもとに、平均成長率(年利)を求める関数です。
投資の利回り分析や売上成長率の把握など、金融・ビジネスの両分野で活用できます。

期間全体の成果を分かりやすい「年平均の成長率」として把握できるため、数値の比較や分析に非常に便利な関数です。