Excelで時刻データを扱っていると、「分」だけを取り出したい場面があります。
たとえば「2025/08/23 14:45」から「45」だけ抽出したいときに使えるのがMINUTE関数です。
MINUTE関数とは?
MINUTE関数 は、Excelで「時刻」から 分(0~59) の部分を数値で抽出する関数です。
■ 書式
=MINUTE(時刻)
- 時刻:セル参照や直接指定した時間、日付+時刻でもOK
使用例
A列(時刻) | B列(式) | 結果 |
---|---|---|
14:45 | =MINUTE(A2) | 45 |
2025/08/23 09:03 | =MINUTE(A3) | 3 |
活用例
● 1. 打刻データの分単位分析
勤怠管理や来店時間の記録などを集計したい場合に使えます。
● 2. 書式と組み合わせて表示整形
=TEXT(A2, "h時mm分")
TEXT関数
と組み合わせると、「14時45分」といった日本語表記にも可能です。
注意点
- MINUTE関数は整数値(0~59)を返します。
- 「時」は返されません。必要ならHOUR関数を併用しましょう。
- セルが日付を含む時刻でも、「分」部分だけを正確に抽出できます。
関連関数
関数名 | 内容 |
---|---|
HOUR | 時刻から「時」を取り出す |
SECOND | 時刻から「秒」を取り出す |
NOW | 現在の日時(年・月・日+時刻) |
TIME | 時・分・秒を指定して時刻を作成 |
まとめ
MINUTE関数は、Excelで時刻データから「分」だけを抽出する際に便利な関数です。
HOUR関数や SECOND関数と組み合わせて使えば、時刻データを分解・集計・条件分岐する処理が簡単に行えます。