Excel の LET関数 は、複雑な計算式に「名前(変数)」をつけて、
式を短くわかりやすく整理できる強力な関数です。
重複する計算部分をまとめたり、長い数式を読みやすくしたりしたいときに非常に便利です。
LET関数とは?
LET関数 は、数式内で使用する値や計算式に「名前(変数)」を割り当て、その名前を使って処理を行う関数です。
これにより、次のようなメリットがあります。
- 同じ計算を何度も書く必要がなくなる
- 数式が短くなり、読みやすくなる
書式
=LET(名前1, 値1, [名前2, 値2], …, 計算式)
引数の説明
- 名前1, 名前2, …:変数として使用する名前。好きな名称でOK(例:x, 合計値など)
- 値1, 値2, …:変数に割り当てる値や計算式
- 計算式:設定した名前を使って実行するメインの計算
LET関数の使い方
例 1:数式を分かりやすくする
=LET(底辺,C3,高さ,D3,面積,底辺*高さ/2,面積)

→ LET関数を使うことで、式の意味が直感的に理解できるようになります。
例 2:同じ計算を複数使う場合
複数回登場する計算式を「x」として定義することで、式が読みやすくなります。
=LET(x,(B3+C3),x*2+x*3)

活用例
- 複雑なIF関数の整理
- 同じ計算を複数回使う統計処理
- FILTER・SORTなど動的配列との組み合わせ
- 長い数式の保守性向上(後で直しやすい)
- 分析用テンプレートの可読性アップ
注意点
- Microsoft 365 専用の関数(Excel 2019/2016 では使えない)
- 名前はセルの「名前定義」とは別物(LET内部のみで使用可能)
- 名前(変数名)に日本語も使用できるが、短い方が扱いやすい
- 最終計算式を忘れるとエラーになる(最後は必ず式で終わる)
関連関数
| 関数・機能名 | 役割 |
|---|---|
| LAMBDA関数 | 自作関数を作成する |
| MAP関数 | 配列の各要素に処理を適用 |
| REDUCE関数 | 配列を1つの値に集約 |
まとめ
LET関数は、複雑な数式をスッキリ整理し、再利用しやすくするための強力な関数です。
同じ計算を何度も書く必要がなくなり、長い式でも読みやすく・管理しやすくなります。
Excelで効率的に分析したい人にとって、ぜひ覚えておきたいおすすめの関数です。