Excelでは、「決まった選択肢の中から入力してほしい」ときに、入力規則(プルダウンリスト) が便利です。
たとえば「〇」や「×」などの決まった値を選ばせたいときに設定しておくと、入力ミスを防げて作業効率もアップします。
この記事では、初心者にもわかりやすく プルダウンリストの作り方 を紹介します。
サンプル例
以下のように、「出席」を〇×で管理したい表を例にします。
名前 | 出席 |
---|---|
佐藤 | 〇 |
鈴木 | 〇 |
高橋 | × |
入力規則(プルダウン)を設定する手順
① 対象セルを選択
プルダウンを設定したいセル範囲(例:E3:E5)をドラッグして選びます。

② データの入力規則を開く
- 上部メニューの「データ」タブをクリック
- 「データの入力規則」を選択

③ 設定内容を入力
- 入力値の種類:リスト
- 元の値:
〇,×
(カンマで区切って選択肢を並べます)
💡 半角カンマで区切るのがポイントです。

④ OKをクリック
設定を完了すると、選択セルの右端に▼マークが表示されます。
▼をクリックすると「〇」「×」のプルダウンリストが表示され、そこから選択できるようになります。

使い方のコツ
- 別のシートに選択肢を一覧化して参照することも可能です。
例:=リスト!A1:A2
のように入力すると、他のシートのデータを選択肢として使えます。 - 入力ミスを防ぐだけでなく、集計時のデータ統一にも効果的です。
- 「未入力」や「保留」など、選択肢を増やすこともできます(例:
〇,×,保留
)。
注意点
注意点 | 説明 |
---|---|
空白を入れずに「,」で区切る | 半角スペースがあると正しく認識されない |
セルをコピーして使うとき | 入力規則も一緒にコピーされる |
手入力で別の文字を入れると | 「この値は無効です」と警告が表示される |
まとめ
入力規則(プルダウン)は、決まった選択肢だけを入力させたいときに使える便利な機能です。
「〇」「×」のようなシンプルな判定から、「合格/不合格」「済/未」などの管理にも応用できます。
誰が使ってもミスが起きにくい、見やすく整ったシートを作る第一歩として、ぜひ活用してみましょう。