Excel関数入門:DAY関数の使い方【日付の“日”を取り出す】

Excelで日付データを扱う際に、「日」の部分(1~31)だけを取り出したいことはありませんか?
そんなときに使えるのがDAY関数です。

たとえば「2025/08/23」という日付から「23」だけを抽出したい場合、DAY関数を使えば一発で取得できます。


DAY関数とは?

DAY関数は、指定した日付から「日(1~31)」の数値を返す関数です。


■ 書式

=DAY(シリアル値または日付)
  • 引数: 日付形式の値、またはセル参照(例:A2 に日付がある場合 =DAY(A2)

■ 使用例

A列(日付)B列(式)結果
2025/08/23=DAY(A2)23
2024/12/01=DAY(A3)1

活用例

1. 日付から「日」だけを抽出して分類

日付データがあるリストから、何日に起きたかだけを抽出したいときに便利です。
月をまたいでも、「1日」「15日」などで並べたり分類したりできます。


2. IF関数と組み合わせた条件式

=IF(DAY(A2)=1, "月初です", "")

→ A2セルが月初(1日)なら「月初です」と表示。


3. TEXT関数との違いに注意

TEXT(A2,"d") も同様に日を表示できますが、TEXTは文字列として扱われるため、数値としての比較や計算には不向きです。
その点DAY関数は 整数として返される ため、計算処理に向いています。


注意点

  • 引数は有効な日付形式である必要があります。文字列で「8月23日」などと入力しても、認識されない場合があります。
  • 未来や過去の日付にも使用できます。
  • 時刻付きの日付(例:2025/08/23 14:00)にも対応しており、日付部分のみ抽出されます。

関連関数

関数内容
YEAR年を取り出す
MONTH月を取り出す
DATE年月日を組み合わせて日付に
TODAY今日の日付を返す
WEEKDAY曜日を数値(1〜7)で返す

まとめ

DAY関数は、日付データから「日」だけを取り出したいときに非常に便利な関数です。
YEAR関数やMONTH関数などの他の日付関数と組み合わせることで、より柔軟な日付分析が可能になります。