Excelを使っていると「文字列として入力された日付」を日付データに変換したい場面があります。
例えば「2020/8/26」という見た目の日付が、実は文字列として保存されていて計算に使えない…そんなときに役立つのが DATEVALUE関数 です。
DATEVALUE関数を使うと、「文字列として入力された日付」をExcelが認識できるシリアル値に変換できます。
DATEVALUE関数とは?
DATEVALUE関数は、文字列として入力された日付をシリアル値(日付データ)に変換する関数です。
これにより、日付同士の計算や関数での処理ができるようになります。
書式
=DATEVALUE(日付文字列)
- 日付文字列:文字列として表された日付(例:”2025/10/26″、”August 26, 2025″)
使用例
例1:文字列の日付を変換

→ 結果:シリアル値 45960
シリアル値はセルの書式設定から、日付形式へと表示を変更することができます。

DATEVALUE関数で認識できる日付文字列
DATEVALUE関数は、文字列として入力された日付を日付シリアル値に変換してくれます。
ただし、どんな文字列でも変換できるわけではなく、Excelが「日付」として認識できる書き方で入力されている必要があります。
ここでは、DATEVALUE関数で正しく認識される日付文字列の代表的な例を紹介します。
スラッシュ区切り・ハイフン区切り・和暦など、さまざまな形式を知っておくと、データ整理のときに役立ちます。

活用例
- 文字列で取り込まれたCSVデータの日付を計算可能にする
- IF関数と組み合わせて特定の日付以前/以降を判定
- 日付形式に直してからピボットテーブルで集計
注意点
- 文字列がExcelで正しく「日付」として認識できない場合、
#VALUE!エラーになります。
関連関数
| 関数 | 内容 |
|---|---|
| VALUE関数 | 文字列を数値に変換する |
| DATE関数 | 年・月・日を指定して日付を作成する |
| TEXT関数 | 日付や数値を文字列に変換する |
| TIMEVALUE関数 | 文字列の時刻をシリアル値に変換する |
まとめ
DATEVALUE関数は、文字列として入力された日付を正しい日付データに変換できる関数です。
見た目は日付でも実際には文字列として扱われている場合、
DATEVALUE関数を使うことでExcelが日付として認識し、計算や並べ替えが正しく行えるようになります。