事業部制とは
事業部制は、トップマネジメントの下で、製品別・地域別・市場別などの単位に会社を分け、分けた組織ごとに意思決定と収益責任を持たせる構造です。各事業部の中に営業・生産・開発・人事・経理などの機能がほぼ一式そろい、ひとつの小さな会社のように運営します。
例えば家電メーカーがテレビ事業、白物家電事業、海外事業のように分かれ、それぞれが売上や利益を自ら管理します。本社は全社戦略や資源配分、共通ルールを定め、事業部は市場に近い立場で素早く意思決定します。管理会計では事業部ごとの損益を見える化し、成果を比較しながら改善します。
この仕組みにより、市場変化への俊敏な対応、責任の明確化、収益性の向上が期待できます。一方で、事業部間で重複投資や最適化のずれが起きやすいため、共通基盤の共有と本社のガバナンスが欠かせません。事業部制は、多角化や大規模企業で力を発揮し、事業ごとの競争力を高める役割を担います。

