ハンドオーバーとは
ハンドオーバーとは、無線端末が移動に合わせて接続先の基地局や無線LANのアクセスポイントを自動で切り替えることです。通話やデータ通信を途中で切らさないための基本機能です。
携帯電話の基地局は数キロ程度しか電波が届かず、エリアをまたげば本来は圏外になります。実際には端末がより強く安定した電波を見つけ、瞬時に別の基地局へ切り替えるため、通信は継続できます。移動中の通話で一瞬音が途切れるのは、この切替の影響かもしれません。
仕組みとして、端末は周囲の電波の強さや品質を常に測り、条件が良い候補が現れるとネットワークと協調して接続先を移します。音声通話やIP通信のセッション情報はネットワーク側で引き継がれ、同じ通話や通信が続くよう制御されます。Wi‑Fiでもアクセスポイント間で同様に切り替わります。
その結果、ユーザーは移動中でも地図表示や動画視聴、オンライン会議、通話を続けられます。事業者も混雑や電波状態に応じて端末を適切なセルへ誘導でき、全体の品質を保ちやすくなります。まとめると、ハンドオーバーは移動体通信を途切れにくくする要の仕組みです。

