ビーコンとは
ビーコンは、自分の存在や位置などの情報を周囲に知らせるために、短い信号を一定間隔で発するしくみの総称です。語源は灯台やのろしの合図ですが、IT分野では無線やWebで同じ発想が使われます。近くの機器が受け取れるように小さなデータを繰り返し流し、相手に「ここにいる」「このサービスが利用できる」と伝えます。
代表例は三つあります。Wi‑Fiのアクセスポイントが出すビーコンフレーム、Bluetooth機器のアドバタイジング信号、そしてアクセス解析のためにWebページやメールに埋め込む1ピクセル画像や小さなスクリプト(Webビーコン)です。場面は違っても、「目立たず存在を知らせる」という点は共通です。
無線のビーコンは端末が近くにあると受信でき、装置のIDや提供サービスの種別を含みます。スマートフォンのOSやアプリはそれを検知して、店舗でのクーポン表示や屋内ナビの開始などの動作を行います。Webビーコンは画像の読込要求がサーバへ届くことで、閲覧数や到達状況を記録します。
メリットは省電力で広く知らせられること、通信確立前でも発見できることです。屋内測位、来店検知、機器の近接連携、メールの開封確認など、現実世界とデジタルを結ぶ役割を担います。

