E-R図とは
E-R図は、現実の事物や出来事を「実体(エンティティ)」として捉え、その性質である「属性(アトリビュート)」と、実体どうしのつながりである「関連(リレーションシップ)」を図で表す手法です。主に関係データベースの概念設計で使われ、どのデータをどの表に分け、どう結び付けるかを考える土台になります。
記法はいくつかありますが、基本的な考え方は共通です。実体と属性、関連を記号で表し、線に「1対1」「1対多」「多対多」といった対応関係を示します。鍵となる属性(主キー)を決めることで、重複や更新時の不整合を避けやすくなります。例えば、顧客・商品・注文といった実体を洗い出し、名前や価格、注文日などの属性を割り当てると、業務データの全体像が明確になります。
E-R図を先に作ると、表設計やSQLの設計がぶれにくくなり、開発者や関係者の認識もそろいます。要件変更にも対応しやすく、拡張しやすい堅牢なデータ構造づくりに役立ちます。

