プロセス中心アプローチとは
プロセス中心アプローチとは、業務の流れや機能に注目してシステムを設計する手法です。業務を一連の手順として捉え、入力・処理・出力へ置き換えて要件化します。データを軸にするデータ中心アプローチと対になる考えで、手続きが明確な業務に適します。
例として受注から出荷までを考えます。注文、在庫確認、伝票発行といった手順をフローチャートやDFD(データフローダイアグラム)で図示し、情報の入出力と処理の関係を可視化します。これが設計の土台になります。
このモデルにもとづき、手順ごとに機能を定義し、画面や入出力、外部連携のインターフェースを設計します。処理を順に記述する手続き型プログラミングと相性がよく、モジュール分割もしやすいのが特徴です。
流れに沿って考えるため理解しやすく、特定業務のシステム化を比較的低コストで進めやすい利点があります。対象業務がはっきりしている場面で、業務の流れを起点に要件を具体化する役割を担います。

