損益分岐点とは
損益分岐点とは、売上高と費用の合計がちょうど等しくなり、利益も損失もゼロになる境目の売上高を指します。企業の黒字・赤字の分かれ目を示し、計画づくりやリスクの把握に役立ちます。
計算は「損益分岐点売上高=固定費÷(1−変動費率)」で求めます。固定費は家賃や人件費など売上に関係なく発生する費用、変動費は材料費や配送費など売上に比例して増減する費用です。変動費率は「変動費÷売上高」で表し、1から差し引いた値は限界利益率を意味します。
たとえば固定費が100万円、変動費率が0.6なら、損益分岐点売上高は100万円÷(1−0.6)=250万円です。これを超える売上の分だけ、限界利益率に応じて利益が増えます。指標を使うと、必要な売上目標の設定、価格の見直し、コスト削減の優先度付けがしやすくなります。損益分岐点は、事業の安全圏と攻めどころを見極める基礎指標です。

