リカバリーとは
リカバリーは、ITシステムやサービスが障害・故障・災害で止まったとき、元の状態に戻すための手順と仕組みの総称です。サーバの修復、OSやアプリの再インストール、壊れたストレージの交換、バックアップからのデータ復元などが含まれます。家庭やオフィスのPCを初期状態に戻す操作も、一般にリカバリー(リストア)と呼ばれます。
目的は停止時間を短くし、業務や顧客向けサービスを継続することです。例えば機器の故障や設定ミス、マルウェア被害で停止しても、直近のバックアップを使って迅速に立ち上げ直せば、影響を最小限にできます。
方法は複数あります。冗長化で予備系に切り替える、別地域のクラウドへバックアップを分散する、といった設計が代表例です。大規模災害を想定したディザスタリカバリはBCPの要で、信頼維持や社会的責任の面でも欠かせません。近年は監視と自動化を組み合わせ、検知から復旧までを半自動で進める仕組みも広がっています。要するに、リカバリーは止まったITを安全に素早く戻すための基盤です。

