IT用語入門:ユースケース【利用場面で要件を整理する手法】

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ユースケースとは

ユースケースとは、利用者がシステムを使って目的を達成するまでのやり取りを、具体的な場面として表す手法です。抽象的な機能名ではなく、誰が何のためにどう操作し、システムがどう応答するかを明らかにします。要件定義や設計の出発点になります。

例として、ECサイトで「商品を探して購入する」を想像します。ユーザーの操作と、検索結果の表示や在庫確認、決済の確認などシステムの反応を時系列に書き出すことで、関係者が同じ像を持てます。用語の解釈違いを早い段階で発見しやすくなります。

主な要素はアクター、目的、シナリオです。通常の流れと、エラーや条件分岐の代替流れを分けて整理します。基本は文章で記述し、必要に応じてユースケース図で関係を俯瞰します。粒度は後工程で使いやすい単位にそろえます。

これにより要件の漏れや曖昧さを減らせます。画面やAPI設計、テストケース作成の土台にもなります。アジャイルでもウォーターフォールでも活用でき、開発全体で合意を形成しやすくします。つまり、利用場面に沿って期待される振る舞いを明確化し、作るべき範囲と優先度を見極める羅針盤となるのがユースケースです。

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