Excelを使っていると「文字列として入力された日付」を日付データに変換したい場面があります。
例えば「2020/8/26」という見た目の日付が、実は文字列として保存されていて計算に使えない…そんなときに役立つのが DATEVALUE関数 です。
DATEVALUE関数とは?
DATEVALUE関数は、文字列として入力された日付をシリアル値(日付データ)に変換する関数です。
これにより、日付同士の計算や関数での処理ができるようになります。
書式
=DATEVALUE(日付文字列)
- 日付文字列:文字列として表された日付(例:”2025/8/26″、”August 26, 2025″)
使用例
例1:文字列の日付を変換
=DATEVALUE("2025/8/26")
→ 結果:シリアル値 45886(表示形式が「日付」の場合は 2025/8/26 と表示される)
例2:セル参照を使う場合
セルA2に「2025/8/26」という文字列が入力されているとき:
=DATEVALUE(A2)
→ 結果:45886
例3:文字列と関数を組み合わせる
=TODAY() - DATEVALUE("2025/1/1")
→ 今日から2025年1月1日までの日数差を計算
活用例
- 文字列で取り込まれたCSVデータの日付を計算可能にする
- IF関数と組み合わせて特定の日付以前/以降を判定
- 日付形式に直してからピボットテーブルで集計
注意点
- 文字列がExcelで正しく「日付」として認識できない場合、
#VALUE!
エラーになります。
関連関数
関数 | 内容 |
---|---|
VALUE | 文字列を数値に変換する |
DATE | 年・月・日を指定して日付を作成する |
TEXT | 日付や数値を文字列に変換する |
TIMEVALUE | 文字列の時刻をシリアル値に変換する |
まとめ
- DATEVALUE関数は、文字列の日付をシリアル値(日付データ)に変換する関数
- データを日付形式に直すことで、差の計算や並べ替え、集計が可能になる
- CSVや外部データ取り込みで「日付が文字列化」したときに特に便利